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2008/11/10 Mon  21:04
ツルネンメルマガNO:357「アメリカの歴史が塗り替えられた」

Monday, November 10, 2008 5:02 PM
ツルネンメルマガNo:357「アメリカの歴史が塗り替えられた」



ツルネンメルマガNo:357「アメリカの歴史が塗り替えられた」ツルネンメルマガNo:357 

「アメリカの歴史が塗り替えられた」

 バラク・オバマ氏がアメリカの次期大統領に選ばれたことによって、米黒人史に新たな1ページを開くことになった。
 1963年、米国牧師、黒人開放運動指導者マーティン・ルーサー・キング氏(1929−68)が「私には夢がある」という演説(のちに公民権運動の歴史上象徴的な意味を持つことになる)を行った。
 「・・・私には夢がある。「万人は生まれながらにして平等である。これが自明の理であることをここに保証する」、この国家の基本理念を真の意味によって実現する日が来るという夢が。・・・
 私には夢がある。いつか、私の子どもたち4人が肌の色でなく中身で判断される、そんな国に住む日が必ずくる。・・・」
 そして、キング牧師の夢から半世紀たった今、黒人のオバマ氏が選挙戦で同じことを訴えた。
 「アメリカは白人の国でもない、黒人の国でもない、アメリカが一つの国である」

 言うまでも無く、オバマ氏が訴えたことは、黒人と白人の国民融和のみではなかった。彼のマニフェストには、格差社会の解消、金融危機の克服、対話中心の外交を重視、温室対策ではCO2を2050年までに80%の削減、市場万能の修正などの画期的な政策がたくさん盛り込まれていた。それらの政策全てを一言で表せば、「社会の流れを大きく刷新すること」である。そして多くのアメリカ人がその刷新を望み、オバマ氏を選んだのである。もはや、彼が黒人であることは問題ではなかった。この選択によってアメリカだけでなく、世界全体の暗い未来に明るい希望が見えてきたともいえる。

 勝利宣言で彼が強調したことは、
 「この勝利は我々皆のもの、これからも一緒に戦いましょう、世界のため、アメリカの未来のため。直前する課題に勇気をもって向かいましょう」
 であった。
 アメリカ人は、変革と融和と団結を望み、勇気ある選択をしたのだ。

 オバマ氏のプロフィールを見れば、彼が47才まで体験したことが、この大きな使命を果たすための訓練であったことがわかる。
・1961年生まれ
・出生地はハワイ州ホノルル
・父はケニア人、母はカンザス州出身の白人
・ハーバード大学法科大学院修了
・職業は弁護士、ミシェル夫人も弁護士、二人の間に二女
・宗教はキリスト教プロテスタント
・シカゴで貧困地域の住民を助ける地域活動に参加
・現在、連邦上院議員一期目

 民主党・鳩山由紀夫幹事長が、米国大統領選挙の結果を受けて談話の中で、次の言葉を述べている。
 「米国民は、変革を訴えたオバマ氏を選出し、8年ぶりに政権が交代することになった。米国では二大政党による民主政治が確立し、政策は政権交代によって転換される。民主主義を共有する同盟国の一国民として敬意を表すとともに、オバマ新政権が、民意を踏まえて外交、内政においてどのような政策転換を進めるのか注視していく。」

 日本の国民もアメリカに見習って、日本の社会と政治を刷新するために今度の総選挙で政権交代を選択されるようにと切望する。

P.S.  私は今年6月にワシントンを訪れたとき、お土産としてオバマ氏の写真入りの「杯」を買った。そして今月5日、オバマ氏が次期大統領に選ばれたことを祝って、その「杯」で乾杯をした。つまり私は、すでに6月に彼が勝利することを信じていたのである。


       ツルネン マルテイ



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