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2010/02/08 Mon 16:25
遠山清彦のメールマガジン[T-mode]No.660 バングラデシュ報告(2)
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■■T−mode〜遠山清彦のメールマガジン〜■■
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バングラデシュ報告(2)
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【No.660】2010年2月8日
遠山清彦です。5日午後に無事成田空港に到着しました。2日間で
したが、東京の自宅で久々に過ごし、たまった資料の整理や旧知の
有識者と意見交換をしました。今日から沖縄に入ります。
バングラデシュ後半の活動を報告します。3日、私たちのダッカ−
コックスバザール間のフライトが4時間ほど遅れ、コックスバザー
ルに到着したのは、午後8時を過ぎていました。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)コックスバザール事務所
のスタッフが空港に迎えに来てくれ、そのまま事務所で所長以下6
名のスタッフと勉強会を開催しました。
明けて4日朝は、午前8時半にコックスバザール市内の宿泊先を出
発し、1時間ほどで、ロヒンギャ難民の1万1千人余りが居住する
クトゥパロン難民キャンプに到着しました。キャンプは予想以上に
小ぎれいで、清潔な印象を受けました。(ただし、今は乾季で、雨
季になると泥だらけで大変とのこと)
難民キャンプ内のUNHCR事務所には、すでに30人ほどの難民
が並んでいました。聞けば、「新しく生まれた赤ちゃんの登録に来
ている」とのことでした。難民キャンプでの出生率(一人の女性が
産む子どもの数)は4を超えているとのことで、人口増加傾向が著
しいということも伺いました。
国連運営の難民キャンプとしては、珍しくバングラデシュ政府の役
人がキャンプ内に居住しておりました。その役人の上司も来ており、
彼らと国連スタッフがキャンプ内の案内をしてくれました。
クトゥパロン難民キャンプは7つの居住区域に分割され、居住区域
の手前には、小学校やITルーム、NGOが運営する栄養管理棟や
診療所などの施設がありました。
驚いたのは、難民のし尿を活用したバイオガス装置が設置されてお
り、そのメタンガスで食堂のガスコンロ1台を稼働させていたこと
です。難民キャンプにも最新テクノロジーが導入されるようになっ
たとは、昔を思えば隔世の感があります。
居住区域も一つだけ徒歩で回りましたが、シェルターは簡易なトタ
ン作りではあったものの、清潔感があり、安心しました。ただ、難
民キャンプの外周に延々と広がる未登録難民居住区域の惨状を垣間
見た時は、衝撃を受けました。率直に申し上げて、ゴミ山の中に
人間が住んでいるような状態で、心が大変痛みました。
同じロヒンギャ民族の難民でも国連の難民キャンプに入れる人と、
入れない人の格差。20万人ものキャンプに入れない難民がいると
いわれています。ミャンマー政府にも責任がありますが、1951
年に国連で採択された難民の地位条約に加入していないバングラデ
シュ政府の責任も感じざるをえませんでした。
この問題の解決を日本の立場でどう図るか?とりあえず、3つの事
はしなければならないと思います。
(1)ミャンマー政府に対し、ロヒンギャ族を自国民として認める
よう働きかけること。
(2)難民キャンプ内で登録されているが未来に希望を抱けない難
民に対し、日本も「第3国定住」難民として受け入れることを検討
すること。
(3)難民キャンプに入れない約20万人もの避難民の貧困状況の
改善のため、バングラデシュ政府やNGOと協力しながら日本政府
としてできる限りの支援を行うこと。
現職で今回の視察団の団長を務めていただいた江田衆院議員も帰国
後は、ロヒンギャ難民のために国会で活動すると決意しておりまし
た。私も秋野さん共々、一人でも多くの難民に希望の光を与えるた
めに全力で働いていこうと決意しました。
私たち一行の無事帰還を祈ってくださった皆様、本当にありがとう
ございました!
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遠山清彦(とおやま きよひこ)前参議院議員、平和学博士
(Ph.D in Peace Studies, University of Bradford,UK,1998)
公明党副幹事長、国際局長、沖縄方面副議長、九州方面青年局長
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