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愚 言 EZVOICE 代表 後藤善孝
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予測可能な未来への対応は、官僚の使命。
予測不可能な未来への対応は、政治家の使命。
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時務を識(し)るは、俊傑にあり。(三国志)
時代を読んで、どう動くべきかを知っているのは、
すぐれた人物だけである。
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2008年1月6日に少し短めなコラムを記しました。
知る人ぞ知る(表示はまったく違ったものですが)自殺防止のボランティア
を主宰していますことは、ご存知の通りです。この活動は、他からの干渉も
一切、受けずに、自弁にて、長い期間運営しています。近年は、参加してく
れるボランティアも増え、時間的に、少し、楽になってきてはいます。そん
な折、万人から高い評価を得ることは不可能と覚悟しておるにも拘らず、ブ
ログで誹謗中傷を受けているとの報告を耳にすると、二十四時間年中無休で、
年末年始も、無心無辜に、ボランティアとして助力してくれている人たちを
思い胸が痛みます。利害関係などまったくない、その誹謗中傷をしている人
を思うとこころ寂しいのです。国会議員諸氏は、日常的に、誹謗中傷に晒さ
れているのだと思うとそこにある精神力に敬意さえ払いたくなります。
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■衆議院選挙
参議院は、後2年6ヶ月は、野党の議席が与党に移らない限り、或いは、現
時点では、選挙を通じて正当性を称することができないという点で禁じ手の
大連立でもない限り、野党が過半数を占める状態に変更はない。
衆議院は、与党が3分の2を占め、絶対安定多数を占めている。そして、安
部晋三前首相と福田康夫首相は、衆議院選挙によりその国民から信任を直接、
受けてはいない。
ねじれ国会現象は、国民に、特別な「時」との邂逅として、年金記録、年金
詐取、年金横領や薬害行政などの問題を際立たせ、また、顕在化させ、行政
に溜まる汚泥を露わにした。そして、応急手当ながら今までなかったほど迅
速な政治的措置を講じ、そのメリットを見せ付けている。もちろん、政権が
意図する政策の実現がスムースに進まないという点に於いて、政権を担当す
るものにとっては、窮屈であり、フラストレーションが溜まる一方であろう
ことは容易に想像できる。
衆議院選挙を行うことは、福田首相、福田内閣の正当性を得るための憲政の
常道に適う手段であり、このねじれ国会に於いて、直近の民意を反映したと
いう福田政権への国民の信任を得て、局面を打開を図るための最善の方法で
はあるが、他方、3分の2という限りなく最大限の議席を減ずることを覚悟
しなければならないという意味も持つ。
一方、民主党にとっては、他の野党との共闘により、参議院での過半数とい
う揺るがない現実を背景にして、衆議院選挙を戦うということは、衆議院の
議席を増やす、或いは、過半数以上の候補者数を確定させたうえで、過半数
の議席を単独、或いは、他の野党との共闘で得ることができる可能性がある
ことを意味する。この点で、自民党、公明党に比して、アドバンテージがあ
ることは、万人が認めるところであろう。
この衆議院選挙の時期は、国情を鑑みて、巷間、解説されるように、様々で
ある。福田赳夫元首相の思念と国際的信頼性を顧慮すれば、最も、可能性の
高い、洞爺湖サミット後に落ち着くのかもしれない。新年早々に、内閣改造
を行う意思を示しながらも、これを避けたことからその可能性が高まったと
いう説と通常国会会期中に、新給油法案と発油(ガソリン)税の暫定税率維
持を含む租税特別措置法改正案との絡みから突然、解散総選挙があるという
説までまことしやかに囁かれている。
ただ、昨年末に、古賀誠自民党大幹事長じゃなく選挙対策委員長の語った
「来年9月の任期満了に伴う解散総選挙」も、「3分の2条項による衆院再
議決カードを失うと重要法案が通らないことが確実な総選挙はできるだけ延
ばしたい」という政権、自民党の事情が強烈な押しピンとなって身動きがと
りにくいことも、悩ましさを増している表れであろう。
しかしながら、社会保障国民会議の答申を今秋に出すと首相は、年初の記者
会見で言明したことから、増税を盛り込まざるを得ない答申であることや公
明党の太田昭宏代表との面談で、来年7月の東京都議選を考慮して、来年に
ずれ込むのは困るという公明党のから要望を勘案し、サミット後から答申前
の間に、解散総選挙があるというのが、政治評論家はじめとする論客たちの
一致した認識のようである。
各党に固有の事情があり、選挙時期に対する思惑があることは理解できる。
ただ、今回は、この総選挙の時期に関するオプションが従来のように、首相
の専権事項として際立たない事情があることも衆知のことである。参議院の
過半数を民主党をはじめとする野党が握ることにより問責決議案が必ず可決
されるという現実が確然と存在している。
問責決議は、衆議院の内閣不信任権と違い、法的拘束力はないが、それでも、
過去、1954年12月4日に、衆議院予算委員会で吉田茂内閣総理大臣へ
の問責決議案が可決され、同月7日に、吉田内閣は総辞職したことや199
8年10月16日の額賀福志郎防衛庁長官への問責決議案が可決され、額賀
長官は、閣僚辞任に追い込まれたことから政治的有効性があると断ずること
ができる。しかし、この際でも、世論の支持、これを受けるための大義名分
が通るという前提は不可欠となる。
さて、最早、過去の事件の感を色濃くしている「防衛省問題」。この点から、
問責決議案を具体的に表現された形象として俯瞰してみたい。この対象とな
る本命の閣僚個人(問責決議案は閣僚個人が対象であり、内閣不信任案が内
閣を対象とする)は、石破茂現防衛相(もちろん対象となり得るのではある
が)ではなく、額賀財務相であろう。
これは、昨年11月15日の参議院外交防衛委員会で証人喚問に応じた守屋
武昌前防衛事務次官が、防衛省納入先業者である軍需商社山田洋行の宮崎元
伸元専務から料亭での接待を受けた際、額賀と久間章生元防衛大臣が同席し
ていたことを明らかにしたことに対し、額賀財務相は、宮崎側から接待や招
待を受けたことはないと11月7日の衆議院テロ防止・イラク支援特別委員
会を含め、複数回に亘り完全否定したことが問責決議に繋がる可能性がある
と判断できる。
愚言子が言うこの問責に至る過程は、他の論客が言うところとは、その論拠
が異なる。即ち、主権者たる国民の内閣、その内閣を構成する国務大臣たる
防衛大臣が院の委員会で喚問された証人による正式な「証言」で、本誌参加
の浅尾慶一郎参議院議員の質問が絶妙であったのであろうが、額賀財務相の
名を上げ、同席したと言明し、これを当人である額賀財務相が完全否定した
が、ことは、それでは収まらないということである。
どういうことであるかと言えば、偽証があったかもしれない点と国民の内閣
(の財務大臣)の信用を毀損したという点に注目しなければならないという
ことである。額賀福志郎議員がどうのこうのということではなく、時の財務
大臣の信用の失墜に繋がる証言を行った点に問題があるということである。
これを言下に否定した額賀財務相は、個人的な寛大さなどとは関わりなく、
事情によっては、可罰性を帯びる「国務大臣・財務大臣」の信用を毀損せし
めた守屋前防衛次官を公の立場から名誉毀損で告訴すべきであるということ
である。そして、この事実を法の場で明らかにすべきだと言っているのであ
る。
万一、額賀財務相がこれを回避、または、忌避するならば、その証言の真否
に関係のない「告訴しない」ことを論拠として、問責決議案を提出し、これ
を倏然として可決することが肝要である思われる。真否の如何が問責決議案
提出を躊躇させ、思い止まらせたとするならば、候補者選定、選挙準備不足、
選挙協力などの気懸かりな事情はあったのであろうが、民主党にとっては、
あの時点で、ある意味、好機を逃したのかもしれないと思うのである。また、
逆に、自民党にとっては、幸運であったといえるのかもしれない。まぁ、こ
の解散へのオプションは、完全に、消滅したともいえないところに双方の悩
ましさはあると言えるのである。
殉情にして、深い造詣と言える程の知識や技量に至っているとは言い難い老
いの繰(り)言を漏らしてみたが、これを迂言やたわむれごととするもよし、
正言とするもよしとしておきたい。機を逸すれば、期待される結果や確実視
される結果も、朝真暮偽の如くに、正反対のものとなることがあるのは歴史
が多くを物語っていることを再言しておきたいと思う。
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精度の高いモノサシである
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国会議員のメールマガジンと重複する或いは正反対の内容になることが
あり得ます。また、この場、この時に即興で思いつくまま感じるままを
記すようにしています。ですから精度の低い情報に基づくこともあり、
無精ゆえに推敲を嫌い、拙文、乱文、誤字、脱字のオンパレードとなる
ことも往々にして、あります。が、ごく普通の日本国民、皮相浅薄なる
愚言子ながら、その赤心からの思いを書き連ねたものでもあります。他
意のないことをご理解頂きますようお願いします。また、参加国会議員
が本誌参加をもって、愚言の内容に賛同していることを意味するもので
もありません。
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